現地で食べたチェコ料理-ビールがはかどる中欧グルメ

日本ではお目にかかる機会の少ないチェコ料理。現地で食べた料理をご紹介します。

中欧三カ国では、特にビールで有名なお土地柄。実際ビールはただの様に安いです。ユニークな料理や味付けも多くて、食べ歩きが楽しい国です。日本でもチェコ料理店が増えることを願わずにはいられません。

生牛肉のタルタルステーキ

プラハのナ・クゼニツィバスターミナル前にあるパブにて。このあたりはパブが多いのですが、観光地からは外れており、プラハっ子がよく訪れる買い物通りなので、旧市街よりも安いお店が多いです。

こちらのタルタルステーキとは、タタール風ステーキという意味の料理ですが、焼かずに生のままいただきます。牛刺しやユッケの方がイメージとしては近いですね。素材を混ぜ合わせるという点のみが、日本のタルタルとの共通点か。マヨネーズはまったく使いません。

新鮮な生肉が必要なので、出している店は少ないらしいです。メニューに載せずに裏メニュー扱いになっている店もあるとか。衛生面の管理が難しいため、一時はチェコでも提供が禁止されたことがあります。

オリーブオイルをかけてカリカリに焼いたパンに、生牛肉と生卵、玉ねぎ、にんにく、辛口パプリカを混ぜ合わせと最高。

ビールは、隣にある地ビール醸造所の「スタロプラメン」のもの。

余談ながら、チェコでは公衆トイレが少なく、お店で料金を払って借りるのが一般的です。ところがトイレ代が結構高くて、ビール1杯とほとんど変わりません。もう一杯飲めってか!?

チェコ伝統パン

スーパーで売っているパンのお値段は驚くほど安いです。1個で10円弱。朝ごはんはこれに限りますね。客寄せ商品なのか、30%OFFの日もあってお得。日本と同じように、工場生産のものと現地店で焼いているものがあります。種類も、ベーコンを乗せた総菜パンやチョコやジャムを挟んだ菓子パンなど豊富です。

表面に着いた香ばしい種はなんでしょうね。

全体的にパサつきやすいので、日持ちしにくい印象です。

アインシュペナー

喫茶店にてアインシュペナーを注文。これはホイップ付のコーヒーのこと。ちなみに、アイスコーヒーというと、チェコやオーストリアではアイスフロートが出ます。

クネドリーキを パブでいただく

パブのカウンターは高め。背が低いとテーブルが胸近くになってしまいます。お酒を飲むだけならいいですが、料理が取りにくいですね。

香辛料の効いた野菜スープ。何種類ものスパイスが効いていて飽きません。量も多めで、これだけでもおなか一杯になれます。日本では飲まない類の味付けですが、受けると思います。もっと、日本にもチェコ料理を!スーパーでは、スープの元がたくさん売られているので、帰りに買いだめしてしまいました。

隣のオーストリアでは、一味足りない料理がとても多いのですが、すぐそばなのにどうしてこんなに味が違うのでしょうね?

豚肉を詰めたクネドリーキのフライドオニオン添え。クネドリーキは元が小麦粉やジャガイモなので、もっちりしています。それだけだとモソモソするので、肉包みになっていたほうが食べやすいですね。日本で出しても流行りそうな料理だと思います。

パブでのファーストフード

プラハ旧市街でも、地元向けのお店にて。パブとレストランで付加価値税の率が違うのか、全体的にパブの方が値札に対して最終支払は少な目。

コンソメスープ。

メランジェ(カプチーノ)とフライドチキン。チェコ料理とは言えないファーストフードかもしれないが、味はいい。

地ビール醸造所「エッケンベルグ」にて

チェスキー・クルムロフの地ビール工房で昼食。

建物も重厚で素晴らしいです。天井がとても高くて広々。

魚のスープ「ハラースレー」。チェコもスープの種類が豊富なので、頼み甲斐がありますね。

コイとジャガイモのソテー。メニューによるとコイの料理は2種類あり、1つは生産者の名前付き。値段は同じなんですが、違いはなんでしょうね?

チェコの定番はちみつケーキ、メドブニーク

Hotel U Malého Vítkaにて。チェコ名物のはちみつケーキ「メドブニーク(Medovnik)」と珈琲のセット。70CZH。はちみつを浸したスポンジを何段も層にして、間に生クリームを挟んであります。これが甘すぎないのですよ。店の雰囲気も良くてお気に入り。

チェコの伝統料理、グラーシュ

チェスキークルムロフの旧市街にて。

伝統的なチェコ料理である「グラーシュ」。シチューにクネドリーキが添えられています。味はまずまず。家庭料理といった味付けもまた良いものです。お値段は120CZHほど。

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