ウズベキスタン鉄道の利用術。駅での切符購入、切符の読み方、駅構内への出入りを解説します。
安心を買うなら、旅行会社に手配を依頼したほうがいいのですが、長旅や急な予定変更では、現地で買う機会も出てくるかもしれません。なにより、一番安くつきますしね。
この情報は、2014年10月のものです。
タシケント駅の切符購入窓口の場所
タシケント駅の切符売り場は、24時間営業。駅舎右側に回り込んだバス乗り場にあります。丁度、線路を越える歩道橋がある場所のすぐそばです。写真はウルゲンチ駅のものですが、「TEMIR YO’L KASSALARI」という看板が出ています。
駅舎の外国人用窓口で買ったという話も聞いていますので、昼と夜で窓口が違うかもしれません。私は夜に買いに行きました。
ウルゲンチ駅 切符売り場
夜のタシケント駅 切符売り場
タシケント駅 切符売り場内部の様子
私の場合、英語ができる係員がいて大変スムーズに済みました。ロシア語のみの係員が多いので、たまたま運が良かっただけかもしれません。昼間は混んでいる窓口も、深夜とあってガラガラ。
支払は現地通貨スム(SYM)のみ。切符の手配依頼ですが、ウズベキスタンでは、年月の表記が日本とは違い日月年の順です。係員が勘違いしないように 10 oktabr 2014といったメモで渡したほうがいいです。
私が現地で使用したメモです。本当はロシア語の方がいいのでしょうが、私的都合により英文です。
Departure Date : 16 Oktabr 2014 ※月だけ、ウズベク語表記です。
Route : Samarkand → Bukhara
Train : SHARQ No 10 (12:30-15:25)
Carriage type : 2cl
Quantity of tickets: 1
切符の読み方
ウズベキスタンの鉄道切符は、文字が多すぎて大変読みにくいです。旧ソ連圏でだいたい同じ形式らしく、ウクライナなど関連国とよく似ています。
現地で読めずに困る方は多いようですが、ネットで探しても日本語での解説が見当たりません。現地で駅員に聞けば解決できるのは確かですが。
切符売り場の解説看板で説明させてもらいます。写真はクリックすると拡大できます。
出発駅-到着駅 (6のところ)
出発日時・時間 (2、3のところ)
車両番号 (3のところ)
席 (7のところ)
到着日時・時間(10のところ)
料金 (9のところ)太字のxxxxx SYMが総額。その後ろの細かい数字は内訳。
駅の入り方
チェックが厳しいので、手続きに結構時間がかかります。日本のようなつもりでぎりぎりに駅につくと間に合わないので、時間は余裕をもってください。30分前に駅に着くのが目安。構内は写真撮影禁止のため、ホーム以外の写真はありません。
ミネラルウォーターや簡単なお菓子は駅舎内でも買えますが、駅前の露天商の方が安いはず。
<列車に乗るまで>
- 駅舎前の受付
パスポートと切符を渡して駅構内に入れてもらいます。 - 駅舎入口でのセキュリティチェック
荷物のX線検査とパスポート、切符の再チェック。 - 駅舎内での改札
パスポートと切符を渡して、印鑑を押してもらいます。 - 後はホームに出て列車に乗るだけ
20両を越える車両なので、端までとても長いです。車両ごとに車両番号の記載はありますが、駅員に自分の乗る列車は前方・後方どちらに向かえばいいか早めに聞いたほうがいいですね。
駅からの出方
出る方が簡単。出口専用門から出るだけです。現地の人についていけば自然と出られます。
気を付けるべきは、直接駅から出てしまうためトイレに行く機会がないということです。駅に入るだけでも面倒なので、駅に着く前に列車内でトイレに行っておくことをおすすめします。垂れ流し方式なので、駅に近づくと利用できません。ご利用はお早めに。
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