神奈川県三浦半島にある逗子海岸では、毎年11月に流鏑馬が披露されます。
流鏑馬というと鎌倉 鶴岡八幡宮が有名ですが、あちらは激混み。
逗子は楽々目の前で見ることができる穴場です。
海岸全体を使って行うため、海岸沿いの国道134号からは会場全体を見通すこともできます。
今年は道産子も参加していました。
午前中は武者行列。流鏑馬は13時から開始ということでしたが、主催者あいさつなどがあるので、実際には13時30分から始まりました。
意外に歴史が長い逗子流鏑馬
会場での昭和20年の終戦当時、逗子海岸にあった「なぎさホテル」に米軍が進駐していた際に、武田流司家の金子帥範が彼等に流鏑馬騎射を披露したのが始まりとのこと。武田流というと、やはり武田の騎馬軍団つながりなのでしょうか。
海岸を疾走!3種の的を射ぬく
3つの的を走りざまに射ぬく様は迫力満点。大きさの違う的が3種類用意され、一番小さい的は射ぬくと紙吹雪が舞う美しさ。
走る馬たちも個性的。速さが抜きに出ているのもいれば、落ち着いた走りで安定感があるものも。どれも応援したくなりますね!
写真は、木の的を狙っているところ。あたると派手な音と共に割れ飛びます。
あたった的は後で分けてもらうことが出来るのですね。
これが一番小さな的。素焼きの土器の中に紙吹雪が入っています。
伝統的な騎馬装束。すでに失われた技術の品もあるとそうで、鐙などは骨董品店から買い集めるしかないとか。
苦労が忍ばれますね。笠は驚きの手作りです。
リンク
大日本弓馬会
他の会場での流鏑馬の日程もあります。