世界の機窓から、トルコ航空成田~イスタンブール直行便から見る飛行機からの風景をお伝えします。
途中ルートが実に魅力的で、中央アジアを昼間に通過していきます。砂漠に山岳地帯と風景もどんどん変わり見飽きません。現地に行くのが難しい場所を窓からでも楽しめるこのコースはおすすめです。
飛行時間は13時間あまりですが、地球の自転に逆らって移動するので、移動中に昼の時間がとても長いので、到着直前まで景色を楽しめます。ちなみに、日本や欧州系の飛行機会社だとシベリア経由になるので、今回のような光景は見ることができません。
魅力あふれる途中の風景
途中通過国は、韓国、中国、ウズベキスタン、アゼルバイジャン、グルジアの5ヶ国。
長距離だけに風景もめまぐるしく変わり、森林深い韓国、砂礫地帯の中国東部、砂漠広がる中国東部、中国・ウズベキスタン国境線に広がる天山山脈、アラル海・カスピ海、グルジア・チェチェン国境のカフカス山脈、黒海と続いていきます。
トルコ航空直行便(成田発)
イスタンブール行きは、まさかの出発時間前倒し!搭乗する飛行機は、ボーイング777-ER300。新鋭機ですね。では、しばらくの景色をお楽しみください
機内の飛行ルートマップ
まさにユーラシア大陸を横断しています。飛行予想ルートでは弧を描いていますが、実際の飛行ルートはもっと下よりの砂漠横断でした。
鳥海市付近(中国)
荒涼とした光景が続きます。地図では周囲に街もあるようですけど、どうやって生計を立てているのでしょうか?
タクマラカン砂漠(中国)
砂漠といえども起伏はかなりあり、川を挟んだとたんに起伏がなくなったりと見ていてあきません。
天山山脈(中国)
タクマラカン砂漠を超えた途端に、5000m級の高山地帯が広がります。氷河のような地形があったりと日本を遥かに超えた迫力!
カスピ海東岸、 lmeni kalinina付近(カザフスタン共和国)
アラル海は雲の上で見られませんでした。カスピ海は変わって晴れ。東岸には道路も街もあまり見られません。通過するのにもかなり時間がかかり、地図では小さいようで広いと実感できますね。
カフカス山脈(アゼルバイジャン共和国)
黒海とカスピ海をへだてる大山脈、カフカスまでやってきました。5000m級の山々が連なります。雪の量が非常に多いのが見てとれますね。
カフカス地方 Akhali-Khulgumo の湖(グルジア共和国)
凍った湖、発音はアクハリ・クフルグモでよいのかな?このあたりは湖が点在しています。
夕日照らすグルジアの光景(グルジア共和国)
地平線にコニーデ型の山がちらり。方向からいってアルメニア共和国のアララト山か?ノアの方舟が漂着したとも言われている山ですね。
黒海沿岸の街バトゥミ(グルジア共和国)
ついに日が沈んでしまいました。黒海沿岸に到着です。下に見える街の光はバトゥミのようですね。イスタンブールまであと僅かです。
イスタンブール到着(トルコ共和国)
夜21:00に到着!後は宿まで移動するだけです。13時間30分の長旅でした。