ハンガリーのブダペスト。ドナウ川に浮かぶ船のゲストハウス「フォーチュナボート・ユースホステル(Fortuna Youth Hostel)」に宿泊してきました。ブダペストと言えば、ドナウの真珠とうたわれる河岸景色が見どころ。一押しの船宿があると聞いて利用してみました。3つ星ホテル併設のゲストハウスで、船尾にはレストランもあります。
旧市街の中心部からやや離れているので、重い荷物を持っている人にはちょっと辛いかも。市内ゲストハウスの約倍の宿泊料ということを考慮すると、1泊だけ楽しんで後は旧市街中心部を使うというのが賢い使い分けかな。
マルギット橋たもとのトラム駅から、ユースホステルへ
聖イシュトバーン大聖堂からも3km程度と歩いてこられる距離ですが、避けた方が無難。マルギット橋たもとのトラム駅まで行きましょう。徒歩だと、途中通る国会議事堂横の公園が暗すぎる上人気がないので注意。
マルギット橋からは、ドナウ川沿いを歩きます。先まで行ってしまうと、横断歩道も街灯もない河岸の道を横断しなければいけないので、明るいマルギット橋のたもとで横断しておくこと。
周囲は、小型船がいくつも係留されていて、宴会のにぎやかな音楽や声が響き渡ってます。船の近く以外は静まり返っているのというギャップが不思議な印象を与えますね。
宿到着。タラップを渡って乗船、外回廊に
長いタラップを歩いて船内へ。元々、ドナウ川を往復していた定期船を係留した宿。航行に必要なものは取り外されているようですが、船としての貫録は十分。
夜のしじまに浮かぶマルギット橋。トラムが橋を横断していく光景は、どことなくノスタルジックです。河岸道路沿いとはいえ、交通量は多くないので静かです。 周囲にはレストランや店が全くないので、旧市街中心部のレストランやスーパーを使うか、YH併設のレストランを使うといいです。お値段は中級レストランクラスです。
エントランス
執事と言いたくなるようなパリッとした制服に身を包んだ老紳士がお出迎え。英語はペラペラです。
船の写真があちらこちらに架けられています。
客室廊下
シャンデリアのかかった廊下。定期船当時の設備ではないでしょうが、雰囲気がいいですね。
客室
ゲストハウスに予約したのですが、空いていたためかホテル客室を利用できました。
液晶テレビや部屋シャワーがある。部屋のホテルはビジネスホテルクラス。
パブリックスペース
全体的に傾いているので、ちょっと使いにくいです。WIFI利用可能とのことでしたが、iPhoneを接続したところ、無線LANへの接続はできるのですが、インターネットはできなかったです。椅子は写真にあるだけ。写真だと明るいですが、本を読むには暗すぎます。
しかし、宿泊者が少なすぎ。ほとんど物音がしません。今回出会ったのは3人。
朝食バイキング
オシャレなバイキングスペース。従業員は入口の受付のみ。ゲストハウスとホテル利用者で朝食は一緒とのこと。
種類も豊富。ホテル併設のゲストハウスだけに食事はいいです。
朝から食べまくり。ハンガリー伝統のパンに、名物のハムやヨーグルト。ハンガリーはヨーグルトがとてもおいしいです。明治ブルガリアヨーグルトをイメージしてもらえれば。珈琲は、セルフドリップ式ながら本格的な泡立ち。
朝からケーキもどうかと思いましたが、誘惑に負けました・・・
一見対岸に見えるのは、中洲のマルギット島。
船尾からの風景。マルギット橋がよく見えています。
宿情報
フォーチュナボート・ユースホステル(Fortuna Boat Youth Hostel)
公式サイト http://fortunaboat.com/hostel
Address: 1137 Budapest, Szent István park, lower quay
Telephone: (+36) 1 288 81 00
公式サイトから予約可能。フォーチュナホテルは、ブダペスト市内に二つあるので注意。 船宿なのは1つだけです。