瀬戸内海の島めぐり 「家島諸島 男鹿島」

豊富な漁獲で知られる瀬戸内海の家島諸島。今回は男鹿島(たんがしま)に上陸です。
姫路から船で一本。

坊勢汽船の高速船

姫路港ターミナルビルは、小豆島行きフェリーでも使われるので待合室もしっかりとした造り。朝一番の便でもターミナルビルで売店が開いているのが嬉しい。

港から坊勢島行きの小型船に乗り込み。男鹿島は途中で寄港します。漁業で有名な場所だけに、釣り道具の客が多い。
後部デッキにいるとスピード感満点。ちょっと飛ばしすぎじゃない?燃料費高騰のご時世に大丈夫かと、つい余計な心配をしてしまいますね。先に出航した小豆島行きのフェリーも楽々追い越し。

男鹿島に上陸

男鹿島の浜に到着。船の寄港時間は行きも帰りも3分とやたらと短い。さらに遠くにある坊勢島から姫路までの移動時間を短くするため仕方ないとのことだが、急かされるのでのんびりしたい観光客としてはちと残念。これも島ならではの風情といえるかも。

浜辺は広い。学校は島の対岸なのだが2km近く離れている。集落側に港がないのはなぜだろう?島の北側は採石場なので、実質住んでいるのは南半分だけ。

網元 中村荘

今回の目的は、活きの良い魚を料理してくれる「民宿の中村荘」に行くこと。魚料理だけのために、島に上陸というのもオツじゃない?
同じ浜なので港からは近く、徒歩5分。

この宿は島の網元なので、島で獲った魚が生簀を泳いでいる。生簀から魚を選んですぐに捌く。生簀というがプールのように大きく、海を岩で囲んだだけという様子。釣り堀も兼ねている。カレイがいる釣り堀とは新しい・・・

カワハギとアジのお刺身

カワハギとアジのお刺身を注文。
新鮮でなければ食べることの出来ないカワハギの肝も刺身でいただきます。小皿に盛りつけているのが肝。一匹分なのに量の多いこと!
クリームのようなまろやかな味わいです。プリプリした身はとても淡白で繊細なお味。薄めに切ってあるのがいい。湯通ししたこりこりした皮も美味しい。

磯のりの入った荒汁も、コクがあって美味しい。

坊勢カニや鯛など名物はまだまだあるので、また違った季節に着てみたいね。

住所

兵庫県姫路市家島町男鹿

交通機関

JR姫路駅から市バスで終点姫路港下車。
坊勢汽船 姫路港より坊勢島行き。男鹿島下船。
家島と男鹿島に行く船は違うので、乗り間違えに注意。

坊勢汽船 運行ダイヤ(姫路市ホームページ)
http://www.city.himeji.lg.jp/s20/3251001/_16957/_16963/_16966.html

訪問日:2010年10月