スイス南部、イタリア国境に近いティチーノ州の山岳鉄道「モンテ・ジェネローゾ鉄道」でジェネローゾ山に行ってきました。
風光明媚なルガーノ湖畔にあるスイス国鉄 カポラーゴ駅(Capolago-Riva.S VettaFFS)から標高1,700mのモンテジェネローゾ・ベッタ駅(Monte Generoso Vetta)まで結ぶミニ路線。
高低差が大きいため、普通の鉄道では登りきれないため、ラックレール式となっています。
途中は森林ですが、山頂近くになると森林限界を超えて草原が広がります。ゆっくりと牛は草を食む光景は実に牧歌的。ハイカーや自転車がすぐそばを通り抜けていきます。
ルガーノ(Lugano)の町並み
ミラノ・マルペンサ国際空港から1時間に1本程度直通バスがあるので、交通至便。
駅は高台にあり、湖へは駅からケーブルカーが出ています。最寄のカポラーゴ駅へは普通列車で移動。ルガーノでは特急InterCity(IC)が止まりますが、カポラーゴには止まりません。ミラノからは、イタリア鉄道(FS-TRENITALIA)が通じています。スイス国境駅で乗り換えがありますが、国際保養地のコモ湖を経由するので、こちらのルートもおすすめ。
モンテジェネローゾ鉄道 カポラーゴ駅(山麓駅)
ルガーノ湖の南端、スイス鉄道(SBB)・モンテ・ジェネローゾ鉄道の共同駅。民家風の可愛い駅です。
これから写真の山の上まで登山電車で移動です。
モンテ・ジェネローゾの始発駅はホームがなく路面電車状態。モンテ・ジェネローゾ鉄道の駅員はいるので一安心です。
しかし、駅前に店がまったくないので、飲食物は購入できず。
モンテジェネローゾ鉄道 ジェネローゾ・ベッタ駅(山頂駅)
折り返し地点の電車でいっぱい。2両編成の可愛い車両。赤系統の色なのがスイスらしいですね。
山頂のレストハウスでは軽食コーナーも。テラスからは晴れていればルガーノ湖が望めます。しかし、軽食の値段が高い(泣)。ユーロも使えますがレートが悪くなります。
欧州のサイクル文化 荷物台に積んで山頂へ。楽々ダウンヒル
荷台は自転車専用というわけではないのですが、載っているのはマウンテンバイクばかりですね。
途中でも駆け抜けていくチャリストを見かけました。
麓を走るスイス国鉄の一般路線でも、自転車用スペースがあります。こちらは車内にあり、タイヤのロック装置が標準装備された優れもの。輪行バックもいらないのは楽でいいですね。
ジェネローゾ・ベッタ駅周辺をハイキング
谷を見下ろすと、昔からの峠越えの道であったのか、峠にそって村が点在しています。
この峰はスイス・イタリアの国境が走っています。牧場の柵だと思ったら、なんと国境。
ハイキングをしていると、知らずに国境を行ったり来たり。あんまり自然にあるので、国境とは気づかないくらいです。
道理で国旗が貼ってあると思いました。
登山道の行き先の案内板がわかりやすい!なんて、変なところに関心。
現地役立ちリンク
Monte Generoso鉄道 公式サイト(英語)
http://www.montegeneroso.ch/en/13/homepage.aspx
スイス連邦鉄道 公式サイト(英語)
http://www.sbb.ch/en/index.htm
イタリア鉄道 公式サイト(英語)
http://www.trenitalia.com/cms/v/index.jsp?vgnextoid=ad1ce14114bc9110VgnVCM10000080a3e90aRCRD