イタリアは、国土が山がちなため早くから鉄道が発達した国です。
路線も魅力的な風景が続くとあって人気ですが、ここで困るのがイタリア鉄道fs-TRENITALIA(日本でいうJR)の運営のいい加減さ。
実際に出会った場面も交えて、対応法も書いておきます。お役に立てたなら幸いです。
備えあれば憂いなし!?(諦めがつくという考えもありますが・・・)
ストライキ
イタリア名物、ストライキ。超特急ESはスト中の運行が保証されていますが、在来線は別。ストを決行する組合によって影響も異なります。fs-TRENITALIA公式サイトや日本海外ツアーオペレーター協会のサイトに行くと、事前に予定されているストは分かります。
fs-TRENITALIA イタリア鉄道(英語・伊語)
http://www.trenitalia.com/trenitalia.html
日本海外ツアーオペレーター協会
ダイヤ遅れ (列車案内版は過信しないこと)
在来線の遅延は日本より多め。遅れた理由がアナウンスされないので、影響の度合いが測りにくいです。
到着時刻や番線変更があればアナウンスされますが、イタリア語かつ・駅構内の一部でしか聞こえないことに注意。
到着時間や番線は、機械式(パタパタ行き先が動くやつ)の案内板や電光掲示板で案内されるのですが、これは要注意です。
遅延による到着予定は反映されないこともしばしば。表示されたホームで待っている間に別のホームから列車が出ていったこともありました。駅員に聞いても変更前の番線を教えられることもあるので、そうとうカオスです。
どうやら運行システムと連動している案内板とそうでないとがあるようで、地元の人達は信頼できる案内板の掲示板に集まります。ブラウン管タイプだと、カラーで表示されるものが連動型。連動していない掲示板の方が大多数なので、目につきやすいところなら連動しているとか思わないほうがいい。
写真は信用できる掲示板(液晶式)
2008年現在、アナログ・液晶ともに、黄色い表示の案内板はダイヤが連動しているのを確認してます。
写真は信用できない掲示板(機械式)
駅はミラノ中央駅(Mirano-Centrare)。
目の前の掲示板と到着している列車の行き先が違ったり・・・私は見事にやられました。
番線変更 (しつこいようだが、列車案内版を過信しないこと)
ダイヤ変更の話とかぶりますが、突然の番線変更も日常茶飯時の様子。(特に列車が集中する中央駅)
駅員さんの話だと、「いつもの番線は決まっているけど、直前まで分からないよとのこと。アバウトだな~
番線はイタリア語でアナウンスされるので、聞き逃すな!
駅員の対応はたらいまわしになることがある
他の方の旅行記でも耳にしますが、トラブル時に駅員に相談しても、たらいまわしにあい見事に窓口が一周することもあります。
自力で解決できないからこそ駅員に頼んでいるわけですから、これは虚心で行くしかありません。