中国・杭州の老舗料理店「知味観 味荘」をご紹介します。
知味観(正確な漢字は”知味观味庄「杨公堤店」”)は、杭州市内にいくつも店舗を構えていますが、西湖のほとりにある味荘は雰囲気がとってもおしゃれでおすすめ。蘇堤の南端からも近いです。
高級料理店ではあるのですが、気取らない店ですし、安いメニューも多いので1人80人民元(RMB)くらいから食べられると思います。
私たちは予約なしで行きましたが、外のガーデンテラスで食べられました。どうも1Fとテラスが予約なし用の模様。
混んでいる時は1Fの受付で整理券をもらえるので、順番がきたら「編号(ナンバー)」で呼んでもらえます。(中国語ですけどね・・・)
本館
野外のテラス席と1Fと2Fの室内席があります。
離れのコテージ風宴会場
こちらが整理券。「順番が着たら3回お呼びいたします。返事がないと飛ばしますよ」と書いてあります。
地域振興券使えます、と書いてあります。
中国にもあるのですね。
席につくとメニューをもらえますが、これがすばらしい。
品数がまず圧倒的。200品くらいあるでは?ページからして10ページを超えてます。
品名の隣に写真とグラムが書いてあるのがとても親切。中国料理は量が予想しにくいですから、このような工夫が好感です。
料金も飲茶系の15人民元から鍋料理の1000人民元越えまでとびっくりするほど差があります。
野菜冷涼墩
前は、白菜を重ねて甘辛いタレにつけた料理。
ショートケーキみたいな外観ですね。
後ろは、「野菜冷涼墩」というコンニャクで野菜を包んだ冷菜。
こちらも甘辛。
知味小龍包
店名を冠した名物料理。とってもジューシー。しかも安い。
蟹粉豆腐
上海料理の定番、豆腐を蟹粉をあえた料理。日本料理にも通じるような薄味。
龍井蝦仁(左)、東坡肉(右)
ともに杭州の名物。
龍井蝦仁は、西湖の名産「龍井茶」で味付けしたムキエビ。ベースは塩味で龍井茶のさわやかな苦味がポイント。
東坡肉(トンポーロー)は、北宋時代、杭州知事をつとめた蘇軾(別名:蘇東坡)が考えたとも言われる料理。店のすぐそばにある蘇堤を作った人でもあるので、当時に思いをはせながら食べるによいかも。
豚肉は口の中でとろけるほどやわらか。タレもとてもおいしい。
楊州炒飯
油ものの後に炒飯もどうかと思いましたが、こちらもチョイス。
日本のチャーハンの源流ですね。
白飯だとべったりした感じのある当地の米ですが、こちらは食べやすいです。